きっど じゅんまいぎんじょうしぼりたて
平和酒造(和歌山県海南市)
純米吟醸生酒(精米歩合麹米50%掛米55%:五百万石)
若者のために開発されたという「紀土KID」であるが、その軽快な旨さで、日本酒通をも唸らせる。そんな紀土らしさが如実に現れた酒が、この「紀土 純米吟醸しぼりたて」ではないだろうか。口に含むと、微発泡しながらフレッシュ感が爆発し、ドライに喉元を過ぎていく。美味い。そして安い!
▶ 紀土について
平和酒造(和歌山県海南市)
純米吟醸生酒(精米歩合麹米50%掛米55%:五百万石)
若者のために開発されたという「紀土KID」であるが、その軽快な旨さで、日本酒通をも唸らせる。そんな紀土らしさが如実に現れた酒が、この「紀土 純米吟醸しぼりたて」ではないだろうか。口に含むと、微発泡しながらフレッシュ感が爆発し、ドライに喉元を過ぎていく。美味い。そして安い!
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油長酒造(奈良県御所市)
純米玄米仕込み(精米歩合100%:秋津穂・コシヒカリ)
実験的な造りながらも、有無を言わせぬ旨さで日本酒通を唸らせてきた風の森のALPHAシリーズ。このTYPE8は、「大地の力」というテーマを持つ。独自の加熱処理技術「アモルファス製法」で玄米を使用するという、従来の日本酒からは考えもつかないような製法で醸し出される。グラスに注げば、黄金に輝く色に驚く。口に含めば、芳ばしいコメの旨みが広がって、今までにない複雑な日本酒の味わいに驚嘆!
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小林酒造(栃木県小山市)
純米吟醸無濾過本生(精米歩合55%:五百万石)
鳳凰美田の爽やかでフルーティーな旨みが最も生きる純米吟醸が来た!この時期だけしか味わえない、フレッシュな日本酒。
⇒ 鳳凰美田
油長酒造(奈良県御所市)
貴醸酒仕込み(精米歩合%:秋津穂)
実験的な造りながらも、有無を言わせぬ旨さで日本酒通を唸らせてきた風の森のALPHAシリーズ。このTYPE5は、「燗SAKEの探求」というテーマを持つ。乳酸菌が特徴的に働く酒母を用い、貴醸酒仕込みという特別なつくりで、燗酒にすることを念頭につくられている。そのため、推奨される35度で色が変わるシールが付属しているというこだわりぶり。複雑な旨みの中に顔を出す甘みは、筆舌に尽くしがたい。
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農口尚彦研究所(石川県小松市)
無濾過生原酒(精米歩合55%:兵庫県産愛山)
NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」にも出演した農口尚彦氏のブランドは、瞬く間に市場に浸透。今年米寿を迎えて醸し出される特別仕様酒も、残り1種となる第4弾まで来た。10月15日に発売された生原酒は、兵庫県産愛山55%精米の山廃造り。日本酒にとって「米」は特別なものであり、米寿に醸す酒は特別なものとなる。米寿に因んで888本限定で、シリアルナンバーをつけて出荷する。後世にも名を残すであろう杜氏の特別な日本酒を、この機会に!
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黒龍酒造(福井県吉田郡永平寺町)
純米酒(精米歩合65%:五百万石)
大吟醸を燗で初めて楽しませてくれたのが、「九頭龍」だった。その九頭龍だから、燗酒に対する取り組みはハンパない。この熟成純米は、そのひとつの到達地点とも言えるもの。温めることで引き立つ香りは厭味なく、まろやかな酸味に心地よく酔える。その名の通り、楽しくなってくる酒である。
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旭酒造(山口県岩国市)
純米大吟醸(山田錦)
明日10月14日は、旧暦9月9日、重陽である。重陽の日に酒を温めて飲むと病気にかからないと言われ、「あたためざけ」を飲む。この日から桃の節句(陰暦3月3日)までが酒を温めて飲む期間とされた。
獺祭の「温め酒」は、「ぬくめざけ」と読むのか「あたためざけ」と読むのかよく分からないが、俳句の世界では「ぬくめざけ」が使われる頻度が増えたので、「ぬくめざけ」と呼ぼう。
ところで、かつては、大吟醸を燗にするなんて考えられなかった。黒龍酒造が九頭龍を出してきた時には驚いたが、その驚きを凌ぐ感動があった。そんな中、2015年頃に獺祭も「純米大吟醸50温め酒」を登場させたが、いつの間にやらなくなっていた。今回、「純米大吟醸45温め酒」が登場。かつての「純米大吟醸50温め酒」から精米歩合が5%アップして45%になった燗酒仕様。クリアーでありつつも、温かな旨みを有していたあの獺祭を、再び味わえることに感謝感謝。
ちなみに、上級使用の精米歩合23%の「純米大吟醸23温め酒」もある。
▶ 獺祭とは