歴史的プレミアム日本酒10選

十四代 龍泉

日本一の人気酒芳醇旨口の酒でブームを巻き起こし、新たな時代を切り開いた十四代。現在にまで続く十四代人気を陰で支えているのが、自ら開発をも手掛ける特別な酒米にある。この「龍泉」は、門外不出の自社開発米「龍の落とし子」でじっくりと醸された十四代の最高峰。高級ワインにも引けを取らない値段がつく。プレミアム日本酒の中でも特筆もののプレミアム。

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黒龍 石田屋

日本一の人気酒大吟醸をはじめて商業ベースに乗せた酒造黒龍。屋号をその名に負う「石田屋」は、平成元年に発売された、黒龍ブランドの最高峰。同じ黒龍酒造のプレミアム日本酒二左衛門と人気を競い合うが、まずはこちらを飲むべし。しっかりとした熟成感が味わえるこの純米大吟醸酒は、皇太子様ご成婚の引き出物として使われたことでも有名で、令和天皇も御愛飲されているそうだ。

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純米大吟醸 花薫光

花薫光の人気酒ロマネ・コンティのDRC社オーベルド・ビレーヌ氏に、ワンボトル70万円相当と言わしめた日本酒がコレ。ワイン評論家ロバート・パーカーJr氏も、パーカーポイント91点をつけた、高級ワインにも比肩する酒。伊勢志摩サミットでは、総理夫人主催の夕食会でも提供されたこのレア酒を醸造する蔵は、何と1141年創業というから、平安時代から連綿と酒を醸し続けているのだ。花薫光のヴィンテージは、超プレミアム。

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楯野川 純米大吟醸 光明

楯野川の人気酒精米歩合競争に終止符を打つように、2017年10月1日に登場。3か月かけて精米されるという精米歩合1%は、世間を驚愕させた。日本酒というのは、削れば美味くなるというものでもないが、ここまで潔いと気持ちよく酔える。日本酒の地理的表示が許された唯一の都道府県「山形」の誇る酒米「出羽燦々」と、酒米の王と言われる「山田錦」を使用したものがある。

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超特選純米大吟醸 残響

残響はプレミア人気酒「伯楽星」で知られる新澤醸造店が、2009年から販売している「残響」。極限まで米を磨いて送り出される残響は、2015年に、当時としては驚きの精米7%を達成。蔵元と親交のある福山雅治が「残響」と命名し、マスカットのような香りを持ち、水のような究極の純粋さを持った日本酒に仕上がった。同じ新澤醸造店から出る「NIIZAWA KIZASHI」や「NIIZAWA 純米大吟醸」もスーパープレミアムであるが、雰囲気の良さから、こちらをまずおすすめする。

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梵 超吟 純米大吟醸

梵の人気酒プレミアム日本酒で知られる梵の最高峰。皇室献上品としても知られ、菊の文様が刷り込まれた手漉和紙を使用するなど、パッケージにも、高級酒としてのこだわりが散りばめられている。兵庫県特A地区産山田錦を20%まで精米して醸し出した純米大吟醸酒を、マイナス5度で5年間熟成したものをブレンドしている、プレミアム中のプレミアム仕様。

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磯自慢中取り純米大吟醸35

日本一の人気酒2008年、洞爺湖サミットで、「磯自慢 中取り純米大吟醸35」は乾杯酒となった。最高級の山田錦を35%まで精米した、磯自慢の最高峰である。その中でもさらに「アダージョ」と呼ばれるものがあり、中取り純米大吟醸35の上質部分を少量を取り分け、冷蔵貯蔵でゆっくりと熟成してある。これは、品質が基準に達しない年は、出荷を見合わせるというスーパープレミアム日本酒でもある。

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筰クラウン

日本一の人気酒2016年伊勢志摩サミットワーキングランチで乾杯酒となった「作 智 純米大吟醸 滴取り」を醸した清水清三郎商店。その「智」が「作」のフラッグシップだと思っている日本酒ファンも多いが、実は「竹作」とも呼ばれるこの「筰クラウン」こそが、「作」プレミアムシリーズ中の最高峰。「作」シリーズの最高峰には王冠に見立てた竹冠がつき、俗に「たけざく」と呼ばれる。年に数百本しか醸造されない。

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菊姫 菊理姫

菊姫の人気酒加賀の菊酒の伝統を受け継いで、「こく豊かで品格ある風味」を追求して生まれた「白山菊酒」は、2005年に日本酒初の地理的表示(GI)が許された日本酒としても知られる。その名門「菊姫」が醸し出す、白山信仰の御祭神「菊理媛」の御名を冠した、菊姫の最高峰。最高の造りと認めた吟醸酒をさらに十余年の歳月をかけ、ゆっくりと熟成した日本酒。特有の老香と、上品な果実香を持つ。

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獺祭 磨き その先へ

日本一の人気酒最も人気のある日本酒ともいうべき獺祭の最高峰は、あえてそのスペックが秘されている。2013年11月に発売され、2014年のオバマ大統領来日時にプレゼントされ、翌年、オバマ大統領主催公式晩餐会の乾杯酒にもなった。日本酒の世界に様々な革命をもたらした獺祭が、さらなる高みを目指して生み出した純米大吟醸酒で、現在のところ獺祭の最高峰に位置する。

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