新政|最先端を走るナンバー6

新政 No.6 X-Type

革新の日本酒新政酒造の唯一の定番生酒「NO.6」は、6号酵母の魅力をダイレクトに表現することを目的に醸造される。「eXcellent」を意味する「X-Type」は、精米歩合40%のフラッグシップモデル。

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最古のきょうかい酵母を生み出した酒造の挑戦

新政(あらまさ)秋田県秋田市 新政酒造株式会社

新政は、自社酵母、無添加、秋田産の原料米という3つのルールにこだわっている。さらに、2015年からは生もと純米酒のみを醸すという革新的な取り組みで関係者を驚かせ、最も注目される酒蔵となった。近年では、日本酒の鮮度を保つ目的で、業界に先駆けて一升瓶を廃止したことでも話題になった。

ラインナップはきれいに区分され、No.6(ナンバーシックス)と呼ばれる生酒スタンダード、Colors(カラーズ)と呼ばれる火入れスタンダード、PRIVATE LAB(プライベートラボ)と呼ばれる伝統にこだわらない革新の酒の3つが主力になっている。
看板商品である「No.6」を飲めば、古い日本の伝統を大切にしながら仕込まれた日本酒であるにも関わらず、日本酒の未来が眼前に広がる。日本酒とはこんなに美味かったのかと、ため息の出る一本である。俳句で飲む日本酒

●「No.6」は、2010年に六号酵母生誕八十周年記念酒として登場し、2012年に精米歩合に応じた区分がなされた。高精米のものからX-type、S-type、R-typeに分かれる。
●「Colors」は、2009年に登場し、酒米に応じて、コスモス、ヴィリジアン、ラピス、エクリュに分かれる。
●「PRIVATE LAB」は、貴醸酒の陽乃鳥、白麹仕込の亜麻猫、低アルコールの天蛙、低精米の涅槃龜がある。
●「やまユ」は、佐藤裕輔社長の頭文字を屋号仕立てにしてブランド化したもので、試験醸造ながら人気商品。

いずれも、純米大吟醸などと名打つ「特定名称酒」の区分とは一線を画し、日本酒が有す問題点を明らかにしつつ、新たな日本酒の到達点を手探りするかのように醸されている。ただ惜しいかな、通年商品ではない「Colors」「PRIVATE LAB」は時に入手困難となる。これもその人気ゆえ。

最古の酵母を生んだ新政酒造

昭和5年(1930年)、新政酵母と呼ばれるきょうかい酵母(協会6号)が、この新政酒造から採取された。これは、現在も使われている酵母としては最古のものであり、現代につながる吟醸造りに一役買い、業界に画期的な転機をもたらした。新政酒造では、2009年よりこの、協会6号(新政酵母)系に限って使用している。また、2015年には生もと純米酒のみを醸すという驚くべき発表を行ったが、生もと系に適した酵母であるがゆえにできたことである。

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