和らぎ水|日本酒と相性がいい市販のミネラルウォーター

長期保存用 日田天領水(大分県)

日本酒と相性がいい和らぎ水「長期保存用 日田天領水」活性水素が含まれる天然水・日田天領水。硬度は32mg/Lの超軟水。5年保存が可能で、災害対策として備蓄しながら和らぎ水として使える。
西の誉銘醸には、日田天領水を仕込み水として使った特別純米酒などがある。

日本酒を飲むなら和らぎ水とともに

「和らぎ水」は、日本酒におけるチェイサー。日本酒の飲み比べをするなら、口の中をすすぐ役目を果たす。また、酔いを緩やかにする効果があり、脱水症状を予防し、肝臓への負担を和らげるなど、健康面からも日本酒を楽しむためには欠かせないものとなってきている。
そんな和らぎ水も、選択を間違えると、日本酒の旨みを消し去ることに。日本酒本来のおいしさを楽しみたいなら、余計なミネラル分を含まない軟水を選択し、常温で頂きたい。なお、日本酒の仕込み水と合わせるのもよいが、あまりに硬度が高い仕込み水は、日本酒の味わいを損ねることがある。

和らぎ水としておすすめのミネラルウォーター

月桂冠 自然の秀麗(京都府)

京都伏見の日本酒の仕込み水月桂冠が、1637年の創業以来、仕込み水として使用し続けているミネラルウォーター。硬度は62mg/Lの中軟水で、やや硬い。
この水こそ、日本三大酒処「伏見」を支えてきた、日本酒の歴史をつくった水である。

麒麟山 山水(新潟県)

麒麟山の日本酒の仕込み水淡麗辛口で知られる新潟の日本酒・麒麟山の仕込み水。ブナ林で濾過された伏流水をボトリングしたもので、硬度は0.7mg/Lの超々軟水。
和らぎ水として使用されることを想定したミネラルウォーターであり、まろやか。

百年水(石川県)

福光屋の日本酒の仕込み水「黒帯」や「加賀鳶」で知られる1625年創業の福光屋が仕込み水として使用し続けてきた「酒蔵の水」。硬度は80mg/Lの中軟水。
和らぎ水として使用されることを想定したミネラルウォーターである。

白神山地の水(青森県)

日本酒と相性がいい和らぎ水「白神山地の水」世界自然遺産の白神山地のミネラルウォーターは、硬度0.2mg/Lの超々軟水。
白神山系の仕込み水を使っている日本酒には、尾崎酒造の「安東水軍」や、白神酒造の「白神」などがある。

アサヒおいしい水 天然水富士山(静岡県)

日本酒と相性がいい和らぎ水「アサヒおいしい水 天然水富士山」富士山を祀る浅間大社の近くから採取されるこの天然水は、硬度30mg/Lと、超軟水。pH8。
近くの水を使っている日本酒には、富士高砂酒造の「高砂」、富士錦酒造の「富士錦」、牧野酒造の「富士山」などがある。

い・ろ・は・す 白州(山梨県)

日本酒と相性がいい和らぎ水「い・ろ・は・す 白州」シングルモルトウイスキーでよく知られている南アルプスの水は、「い・ろ・は・す」の水でもある。硬度27mg/Lの超軟水。pH6.8。
白州の水を使っている日本酒には、山梨銘醸の「七賢」がある。

美味しい日本酒を飲む時代がやってきた!