<坂井銘醸株式会社>長野県千曲市
坂井銘醸は、旧北国街道戸倉宿に1596年(慶長元年)創業。「雲山」「宝ヶ池」などのブランドがある。
坂井家八代目坂井鳥奴は、明和四年(1767年)冬、加舎白雄と対面し鳥酔門下の俳人となった。白雄は、明和四年から六年にかけて信州を遊説し、姨捨長楽寺境内に芭蕉の「おもかげや姨ひとり泣く月の友」を句碑とし、記念集に「おもかげ集」を出版した。
昭和57年(1982年)に蔵から加舎白雄の貴重な資料が大量に発見されたことを受け、上田の俳諧史家矢羽勝幸氏の指導のもとに、昭和58年4月、全国唯一の加舎白雄館を開設。現在は、加舎白雄館のほかに、夢二絵画館・酒造資料室・北国街道歴史資料室や蕎麦料理処「萱」などを設け、観光施設になっている。
▶ 坂井銘醸の場所

