酒の俳句|川端茅舎

川端茅舎が詠んだ酒の俳句

茅舎浄土と呼ばれる境地に達したものの、病のため43歳で命を閉じた茅舎にも、酒の俳句がある。

酒買ひに韋駄天走り時雨沙弥
秋風や酒量あがりし美少年
甘酒や土手からのぞく長命寺
白菊に今宵の酒をそとふくみ
僧酔うて友の頭撫づる月の縁

川端茅舎ゆかりの日本酒

【雪の茅舎】
美味い日本酒として名高い、秋田の銘酒「雪の茅舎」。茅葺き屋根のある秋田の雪景色をブランド名としたもので、川端茅舎と直接の関係はないが、この酒を酌むと「しんしんと雪降る空に鳶の笛」など、茅舎の冬の俳句が頭を巡る。